構想・記事 WORKS / 企業DX・AI戦略
意思決定は、
4つの段階を駆け上がる
リーン → AI・データ活用 → DI → Muda理論。御社は、いま どこにいるか。
はじめに 会社の意思決定は、いま4つの段階を駆け上がっています。しかも、その歩みはどんどん速くなっています。御社は、いまどの段階にいるでしょうか。
1950年代のトヨタに始まり、数十年をかけて世界のものづくりを作り変えた考え方です。在庫を減らし、不良品をなくし、仕事の流れを速くする。目に見えるものだけを見て判断し、目に見えるものだけを動かす。これが、二十世紀の経営の土台になりました。
第1段階から第2段階までは、数十年かかりました。
見えるものを、もっと細かく、より正確に見る段階です。膨大な過去のデータを分析して、「これまでたいていうまくいったやり方」を教えてくれます。
ただし、ここで出てくる答えは、あくまで「過去の成功例をきれいに整え直したもの」です。まだ誰も見たことのない新しい未来は、過去のデータの中にはありません。AIは、昨日までの戦い方には驚くほど強い。けれど、明日の新しい戦いに対する答えは、まだ持っていないのです。
第2段階から第3段階までは、数年に縮まりました。
DI(Decision Intelligence)は、アメリカのコンピュータ科学者 Lorien Pratt(ロリアン・プラット)が提唱し、世界的な調査会社 Gartner(ガートナー)も今後の重要な技術トレンドに位置づけている考え方です。データ分析(データサイエンス)に、社会科学・意思決定の理論・経営の科学を組み合わせた、新しい分野です。
データの分析だけでは、複雑にからみ合った経営判断を下しきることはできません。そこでこの段階では、判断に必要な要素をすべて洗い出し、それぞれの関係を整理したうえで、もっとも成果の大きくなる選択肢を選びます。データだけでなく、人・組織・リスクまで含めて考える、現在の世界最先端の手法です。
ただ、これも突き詰めれば「すべてを整理して、いちばん得な答えを計算する」やり方です。つまり、まだ「効率を最大にする」という枠の中にあるのです。
第3段階から次の段階へ。その動きは、もう始まっています。
DIは、正しい。けれど、どれだけ学ばせても、整理しても、得な答えを出しても、その枠の中ではどうしても届かない場所があります。
測ろうとすると壊れてしまうもの。効率だけを追い求めると、みんなと同じ答えにたどり着いて、強みを失ってしまうもの。短い時間のものさしでは、見えてこないもの。
二十世紀の経営は、こうしたものを「ムダ」と呼び、どんどん削ってきました。けれど、その削られたものの中にこそ、実は会社が生き残るために欠かせない「人間」の部分が混ざっていたのです。
リーンの言う「ムダ」は、効率のために削るもの。Muda理論の言う「ムダ」は、生き残るために守るべきもの。同じ言葉ですが、その意味は正反対です。
ムダとは、人間である。
御社は、いまどの段階にいますか
段階を駆け上がるほど、判断はより先を読み、より速くなります。ただし、流れに乗るだけでは、みんなと同じ場所にしかたどり着けません。本当の強みは、その先にあります。続きは「AIに見えない、四つの目」でお読みください。
ご相談ください
御社の意思決定が、いまどの段階にあるか。次の一歩をどう設計するか。まずはひと言お聞かせください。
五十嵐こと|Z-AI株式会社(静岡県長泉町)
Decision Intelligence × Muda理論|anozenjo.org